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生まれるも死にいくも、ひとの思いのなかにある

「人間は元来一人で生まれて 一人で死んでいくものである 」とは田山花袋の言葉だそうですが、これはまさに真実だと思います。しかし、生まれてくること、死んでいくことには、周りの多くの人の思いの中にあるのだと、最近つくづく思っています。

人が生まれるとき、確かに一人で生まれてきます。けれどもそこには両親や親族など多くの人の「思い」が存在するのではないでしょうか。                                                    そして死んでいく時も一人で逝くわけですが、そこには配偶者や子どもや友人などの多くの「思い」があるのだと思います。私たちは、生まれ方を自分で選ぶことができないように、死に方も自分の考えだけでは選べないものなのです。

在宅医療で死に行く方々を看取る時、本人の意志を尊重しながらも周りの家族の「思い」をどのように反映させるべきか、苦悩する毎日です。