医者で蔵は建たない

医学生時代に女医であった母親に言われた言葉だ。

蔵が建つほどお金が儲かる仕事ではないということだ。そして同時に                          「医者は一生勉強しなければならない。手にしたお金があったらそれを自分の勉強に投資しなさい」とも言われた。つまり、医者は世の中の仕事としては多少なりともお金にはなるだろうが、蔵がたってしまうとすれば、それはお金の使い方に問題があるということであろう。

要するに、患者のため、世の中のためを考えたら、お金が貯まるはずがないということだろう。                                                                できの悪い息子のことを金のかかる私立医大を卒業させたのも”世のための投資”だとすれば、その投資で医者になった小生はそれに恥じない仕事をしなければならないということである。

賛否はあるだろうが、高須クリニックの院長が最近、しきりに社会事業に投資、寄付しているのも「医者で蔵は建たない」という意味であったらと思ったりもするのである。